未経験からWebデザイナーに転職したい。でも、ポートフォリオに載せる作品がない。
「実績もないし、じゃあ架空のサイトを作るしかないのかな?」
そう思ってはみたけど、次にどう動けばいいか分からなくて手が止まる。
この記事を読んでいるあなたも、そんな状態じゃありませんか?
実は、わたしもまったく同じでした。
職業訓練で美容室のサイトを卒業制作として作ったものの、
そのあと何を作ればいいのか分からず、アイデアも浮かばないまま時間だけが過ぎていって…。
面接で使えるものを作りたいのに、どこから考えたらいいのかすら分からなかったんです。
この記事では、そんなわたしの経験も交えながら、
- 題材の選び方
- アイデアの出し方
- 作り始めるコツ
をお伝えします。

大丈夫。順番に整理すれば、ちゃんと前に進めるよ。
「Webデザイナーを目指してるけど、全体の流れがよくわからない…」という方へ。
学習〜転職成功までをステップで整理した“全体マップ”はこちらの記事でまとめています。
架空サイトの題材、どれを選べばいい?

「カフェ」「美容室」「企業サイト」…
題材の候補が多すぎて、どれを選べばいいのかわからなくなりますよね。
実際に選べる業種は、コーポレートサイト、ECサイト、ジム、旅館、学校、病院、士業などたくさんあります。
ただ気をつけたいのは、“なんとなくおしゃれだから”だけで選ぶこと。
例えばカフェや美容室は見た目重視になりがちで、目的や課題が曖昧なままになりやすいんです。
私自身、最初はその失敗をしました。

カフェのサイトとか映えるし、よくないの?

見た目だけじゃ足りないんだよ。「誰に、何を伝えるか」が大事なんだ。
他の人と被らないアイデアってどう見つける?
他の人と同じような題材ばかりだと、採用担当の印象にも残りづらいですよね。
そんなときは「使う人の立場」から逆算して考えてみるのがおすすめです。
たとえば「小さな習い事教室の予約サイト」や「地元の農家が作った商品紹介ページ」など、ちょっと視点をずらすだけで新鮮なアイデアになります。
ジャンルよりも「誰のために作るか」にこだわると、自然と他と違う作品になりますよ。

でも、どうやって“他と違う”って思いつけばいいのかな…

「テーマ」じゃなくて「届けたい相手」を考えると、案外すぐ出てくるよ。
アイデアに困ったときの引き出しの増やし方

「何作ろう…」と手が止まってしまったら、まずは他の人の作品をたくさん見るのが一番です。
Pinterestや、MUUUUUやSANKOU!といったデザインギャラリーサイトは、アイデアの宝庫。
真似するわけじゃなくて、「こんな切り口もあるんだ!」と気づくだけでも、視点が広がります。
ひとつ見れば、連鎖的に他のネタも浮かんでくるのでおすすめです。

でも、見てるだけで終わっちゃいそうで…

それでいいよ。まず“見るクセ”がつけば、引き出しは自然に増えるから。
自分の身近な体験をヒントにする方法
ネタが思いつかないときは、自分の日常にヒントがあります。
「あのとき困ったな」「こういうのあったらいいのに」と思った経験って、実はそのまま題材になることも・・・
たとえば「通っていたジムの予約が面倒だった」なら、予約しやすいジムのサイトを作る、とか。
自分の中にある“リアルな悩み”は、同じ悩みを持つ人にも刺さるので、説得力ある作品になりやすいですよ。

えっ、そんな身近なことでいいの?

むしろ身近な方がリアルでいい。想像しやすいし、作ってて楽しいよ。
実在のサービスをベースにすると考えやすい
完全にゼロから考えるのが難しいときは、実在するサービスをベースにしてみるのも手です。
たとえば、親戚がやっているお店のサイトを「自分ならこう作る」と考えてリニューアル案を作ってみる。
実際に私はそうやって最初の作品を作りました。
実在するものには課題や目的が想像しやすく、説得力も出ます。
既にサイトがある場合でも「もっとこうしたら良くなるかも」を形にするのもアリです。

実在のものを勝手に使っても大丈夫かな…?

あくまで“練習”だからOK。写真をそのまま使ったりは公開するわけじゃなければ特に気にしなくて大丈夫だよ。
架空サイトって何から始めればいい?
「題材は決まったけど、さて何から始めれば…」と止まってしまう人、実はすごく多いと思います。
まずやるべきことは、ざっくりでいいので「誰に向けて」「何の目的で」作るかを決めること。
目的とターゲットさえ固まれば、見せ方も構成も自然と浮かんできます。
いきなりデザインから入らず、最初は“考える時間”に使うのがコツです。紙にメモするだけでも違いますよ。

でも正解がないから、どこまで考えればいいか迷っちゃう…

完璧じゃなくていい。ちょっと考えてから手を動かすだけで、全然変わるよ。
ターゲットと目的を決めるだけで迷いが消える
架空サイトを作るときにいちばん大事なのが「誰に向けて、何のために作るのか」をはっきりさせることです。
たとえば「忙しいママ向けの宅配サービス」や「初心者向けの英会話教室」など、ターゲットと目的をセットで考えると、必要な内容やデザインの雰囲気も自然に決まってきます。
ここが曖昧だと、どれだけデザインが上手でも「で、何のサイトなの?」となってしまいがちです。

そういうのって、ちゃんと決めて書いておかないとダメ?

むしろそれを書いてこそ作品。伝わるかどうかは、そこで決まるよ。
目的が決まったら構成をざっくり考えてみよう
目的が決まったら、まずやるべきことは「他のサイトを見まくる」こと。
初心者のうちは、構成の型や流れを知らないのが当たり前です。
だからこそ、同じテーマのサイトをたくさん見て、「どういう順番で情報が並んでるのか」「どんな見せ方をしているのか」をチェックしましょう。
その中から共通点を見つけて、自分のサイトの構成に落とし込んでいく。この順番がいちばんスムーズです。

えっ、勝手に自分で考えちゃダメなの?

最初は“真似”が正解。たくさん見て、そこから少しずつアレンジすればいいよ。
迷って手が止まってたら、まずは“ひとつ作る”
「どの題材にしよう」「何を作ればいいんだろう」って迷っているうちに、なかなか手が動かせないことってありますよね。
でも、考えてばかりでは前に進みません。
完璧じゃなくていいので、まずはひとつ作ってみましょう。
やってみると「ここが難しいな」「こうした方が良さそうかも」と気づけることが必ずあります。小さく始めることが、いちばんの突破口です。

自信ないまま作っても意味ない気がして…
まとめ:参考を探してとにかく手を動かそう!
今回の記事では、
「ポートフォリオに載せる作品がない!」と悩む未経験Webデザイナーに向けて、
- 題材選びで迷ったときの考え方
- 差別化のヒントとアイデアの引き出しの増やし方
- 架空サイトを作るための具体的な手順をお伝えしました。
要点は以下にまとめています。
- 架空サイトの題材は「目的ありき」で選ぶのが大切
- 他の人と差をつけるなら「誰のために」を意識する
- アイデアが浮かばないときは、まずデザインをたくさん見る
- 身近な体験や実在のサービスをヒントにすると考えやすい
- 作る前に「誰に何を伝えるか」を整理するのが成功のカギ
- 最初は真似でもOK。構成もデザインも、見て学ぼう
- 手が止まっているなら、とにかく1つ作ってみる
迷っている時間がいちばんもったいないです。
「よし、1つだけでも作ってみようかな」そう思えたら、
今日からもう転職に一歩近づいています。
あなたのポートフォリオが、自信に変わるように応援しています!
まさに今のわたしがその状態…。どうしたらいいの?