未経験Webデザイナー面接の質問と答え方セットで解説!現場で本当に聞かれる7問

「Webデザイナーになりたい。でも、未経験だし、面接でどんなことを聞かれるんだろう…」

そんなふうに、ちょっと不安を感じていませんか?

面接ってただでさえ緊張するのに、どんな質問がくるか分からないと準備も難しいですよね。

特に未経験から挑戦する場合、

「志望動機ってどう言えばいい?」

「ポートフォリオってどこを見られるの?」

など、気になることがたくさんあると思います。

でも安心してください。

面接でよく聞かれる質問には、ある程度パターンがあります。

そしてその質問には、それぞれ“なぜそれを聞くのか”という意図があるんです。

そこを理解したうえで答えることができれば、経験がなくても、しっかり自分の思いを伝えることができます。

この記事では、未経験のWebデザイナー志望者が実際によく聞かれる質問を7つにしぼってご紹介します。

それぞれの質問に対して、「何を答えると好印象なのか」や「どんなポイントを押さえればいいのか」もわかりやすく解説していきますね。

面接が不安な人も、この記事を読めば「これなら言えるかも!」と少し自信が持てるようになると思います。

私、ほんとに面接でうまく答えられるか不安で…。

KEI

大丈夫。よく聞かれる質問とその答え方を一緒に見ていこう!

「Webデザイナーを目指してるけど、全体の流れがよくわからない…」という方へ。
学習〜転職成功までをステップで整理した“全体マップ”はこちらの記事でまとめています。

【完全ガイド】30代未経験からWebデザイナーになるには?転職成功までの全ステップ

「どうしてWebデザイナーを目指したんですか?」

この質問は、未経験者に対してかなり高い確率で聞かれます。


シンプルな内容に見えて、実は面接官がいろんなことをチェックしている重要な質問です。

一番見られているのは「本気度」と「将来性」。


つまり、「どれくらい真剣にこの職業を選ぼうとしているのか?」「続けていけそうか?」ということですね。

だからこそ、「なんとなく家でもできそうだと思って…」

といった答え方だと、印象が一気に悪くなってしまいます。


とはいえ、「立派な理由」を言おうとしすぎて、自分の言葉じゃなくなるのももったいないです。

たとえばこんな流れで考えると、自然で説得力のある答えになります。

回答の組立方
  1. きっかけ:デザインやWebに興味を持った理由
  2. 惹かれたポイント:Webデザインのどこが面白そうだと思ったか
  3. 将来像:この仕事を通じて、どうなりたいと思っているか

たとえばこういう感じです。

前職では一般事務として、資料作成や社内報のレイアウトなどを担当していました。
「どうすれば見やすく伝わるか」を考える中で、デザインの仕事に興味を持ち、
独学でPhotoshopやFigmaを使った制作を始めました。

未経験ではありますが、事務職で培った正確さや気配りは活かせると考えています。
将来的には、見た目だけでなく使いやすさまで考えられるデザイナーを目指しています。

無理にすごいエピソードを出す必要はありません。


大事なのは「きっかけを素直に語ること」と「ちゃんと考えて目指してるんだな」と思ってもらえることです。

私、在宅ワークができそうだから…って思ってたけど、それ言っちゃダメかな?

KEI

気持ちはわかるけど、それだけだと“続かなそう”って思われることもあるよ。どうしてそう思ったのか、もう少し深掘りしてみようか。

「このポートフォリオについて説明してもらえますか?」

この質問も、Webデザイナーの面接ではほぼ確実に聞かれます。


ポートフォリオを出しただけで満足してしまう人も多いのですが、大切なのは「作品をどう説明するか」です。

面接官が見たいのは、ただの“見た目のデザイン”ではありません。


そのデザインに、どんな意図や工夫があったのか。


誰に向けたものなのか。どうやって作ったのか。


そういった「考える力」や「伝える力」もチェックされています。

説明するときのポイント
  1. 目的:このデザインは何を目的に作ったのか
  2. 工夫点:どんなところを意識して、どんな工夫をしたか
  3. 制作過程:どういう順序で、どんなツールや技術を使って作ったか

たとえばこんな言い方ができます。

この作品はカフェの紹介サイトという設定で作りました。20代後半の女性がターゲットなので、やわらかい色合いや大きめの画像を使って“居心地のよさ”を伝えるように意識しました。デザインはFigmaで行い、HTMLとCSSでコーディングまで対応しています。ヘッダー部分にスクロールで動きが出るような実装も取り入れて、閲覧時の印象が強く残るように工夫しています。

もちろん、ここまで完璧じゃなくても大丈夫。
でも、「どう作ったか」よりも「なぜそうしたか」を意識すると、グッと説得力が増しますよ。

ポートフォリオって、作品を見せれば十分だと思ってた…。

KEI

実は“説明の中身”こそが評価の対象になるんだよ。一緒に働く相手がどんな人か、そこを見られてると思って話すといいよ。

「今後のキャリアプランを教えてください」

この質問に対して、「正直まだ決まってなくて…」と思ってしまう人は多いです。


未経験からスタートしようとしている段階で、先のことなんてハッキリわからないですよね。


でも面接で大事なのは、“明確な答え”よりも“考えている姿勢”を見せることなんです。

企業側が知りたいのは、「この人はどんな風に成長していきたいと思っているのか」「うちの環境とマッチしているかどうか」。


だからこそ、ぼんやりしていても構わないので、自分なりの方向性を言葉にすることが大切です。

たとえばこんな構成で答えると、自然で前向きな印象になります。

答え方の流れ
  1. 現時点で目指している方向(例:デザインを極めたい、UI/UXを学びたい)
  2. なぜその方向に興味があるのか(きっかけや体験など)
  3. どんな働き方をしていきたいか(チームで成長したい、ゆくゆくはディレクションもしたい等)

例文にするとこんな感じです。

現時点では、Webデザインの基礎をしっかりと固めて、まずは制作の現場で実績を積みたいと考えています。そのうえで、将来的にはUIやUXの知識を深めて、ユーザー目線でものづくりができるデザイナーになりたいです。まだ具体的な道筋までは描けていませんが、常に学び続けて成長していきたいと思っています。

曖昧なところはふわっとしていても構いません。
大事なのは、「成長したい意欲」や「仕事に前向きな姿勢」をちゃんと伝えることです。

キャリアとか言われても、まだ始まってもいないのにどう話せばいいのか…

KEI

将来の“理想像”を話すだけでも、ちゃんと伝わるよ。「考えてる姿勢」がいちばん大切なんだ。

「なぜうちの会社を志望したのですか?」

この質問では、「会社への理解度」と「自分との相性」が見られています。


特に未経験者の場合、本音はどうであれ「どの会社でもいいんじゃない?」と思われないようにすることが大切です。

ありがちなミスは、「成長できそうだから」とか「雰囲気が良さそう」といったふわっとした理由だけで答えてしまうこと。


それだけでは「他の会社でもよくない?」と思われてしまいます。

効果的な答え方は、次のような順序を意識して組み立ててみましょう。

志望動機の組み立て方
  1. 会社の特徴を具体的に挙げる(業界、制作実績、事業内容など)
  2. 自分の目指す方向や経験とどうつながっているか
  3. この会社でどんな風に働いていきたいか

たとえばこんなふうに言えます。

御社の制作実績の中で、不動産業界のWebサイトに特化されている点に興味を持ちました。以前、住宅メーカーで営業をしていた経験があり、その知識を活かしてユーザー目線のデザインができるのではと感じています。未経験ではありますが、業界理解という面で少しでも貢献できたらと思い、志望しました。

事前に企業のホームページや実績をよく見て、自分との接点を探しておくのがコツです。

会社のことって正直よく知らないから、うまく言える気がしないなぁ…

KEI

まずは“共通点”や“興味を持った点”を見つけてみよう。そこから話せばOKだよ。

「それってNG回答かも?避けたい答え方とは?」

どんな質問にも正解があるわけではありませんが、NGとされる答え方はあります。
特に未経験者の場合、「ちょっとした言い方の違い」でマイナスに受け取られることもあるので要注意です。

よくあるNGパターンはこんな感じです。

よくあるNG回答
  • 「在宅で働けそうだったから」
  • 「手に職がつくと聞いて」
  • 「なんとなく向いてそうだと思って」
  • 「自信はありませんが、頑張ります」
  • 「御社のことはよくわかりませんが…」

これらは正直な気持ちかもしれません。


でも面接官は「うちで長く働いてくれそうか」「主体的に行動できそうか」という点も見ているので、受け身な印象になると評価が下がりやすいです。

逆に、同じ内容でも言い方を少し変えるだけでポジティブな印象になります。

NG:「在宅で働けそうだったから」
→ OK:「柔軟な働き方ができる環境にも惹かれましたが、まずはしっかり実力をつけたいと思っています」

NG:「向いてそうだから」
→ OK:「元々デザインや表現に興味があり、自分に合っていると感じたので真剣に学び始めました」

言い方ひとつで印象が大きく変わるので、言葉選びは丁寧に考えてみましょう。

言っちゃいけないことって、結構多いんだね…。

KEI

「どう思われるか」を少し意識するだけで、印象はぐっと良くなるよ。

「あなたはチーム作業と1人作業、どちらが得意ですか?」

この質問では、「どんな働き方を好むか」「チームに合いそうか」を見ています。


正解はありませんが、「どちらかだけが得意」と断言してしまうと、マイナスにとられる可能性もあるので注意です。

たとえば、チーム作業が苦手だと言えば「協調性がないのかな?」と思われることもあります。


逆に、1人で黙々とやりたいと言えば「指示がなければ動けないのでは?」と思われることもあります。

理想的なのは、それぞれのメリットを理解しつつ、自分はどう働きたいかを伝えることです。

こんな言い方が自然です。

どちらにも良さがあると感じています。1人作業では集中して作業を進められますし、チーム作業ではいろんな意見をもらって視野が広がります。これまでグループでの学習活動などにも積極的に参加してきたので、協力しながら進める仕事にも前向きに取り組めると思います。

チームでも個人でも柔軟に対応できそう、という印象を与えると好印象につながります。

私、人見知りだから…チーム作業って言いにくいかも。

KEI

無理に得意って言わなくていいよ。「こういう環境でならやりやすい」と伝えると自然だよ。

「他にはどんな企業を受けていますか?」

この質問って、地味に答えにくいですよね。


正直に言った方がいいのか、隠した方がいいのか…と悩む人は多いです。

でも、ここで見られているのは「一貫性」。


「他の会社と比べてうちをどう見ているか」を知りたいというのが本音です。

だから、「全然違う業界をたくさん受けています」だと一貫性がなく、意欲が弱いように見られるかもしれません。

ポイントは、「共通点のある会社を受けている」と伝えることです。
たとえばこんな感じです。

「他にもWeb制作会社を中心に応募しています。複数の案件を経験しながらスキルを磨きたいという軸で探しており、その点で御社も希望に合っていると感じました。

会社名を具体的に言わなくても大丈夫です。
共通の軸があることを示せれば、好印象になります。

他に受けてる会社のこと、正直に言っていいのかな…

KEI

正直でOK。ただし「ちゃんと理由がある」ってことを一緒に伝えるのがコツだよ。

「コーディングできますか?」

未経験でも、面接でこの質問が出ることはよくあります。


ただ、これは“実務レベルでバリバリできるか”を問われているわけではなく、どのくらい理解していて、どれくらい勉強しているのかを見られています。

だから、たとえ「まだ勉強中です」と答えても、

しっかり準備している姿勢が伝われば大丈夫です。

答えるときのポイントはこの3つ。

答え方のポイント
  1. どこまで理解しているか(例:HTML/CSSの基礎、簡単なレイアウトなど)
  2. どんな教材や方法で勉強しているか(独学?スクール?)
  3. 今後どう伸ばしていきたいか(学習意欲)

たとえばこんなふうに答えられます。

現在、HTMLとCSSの基礎についてはProgateなどを使って学習しています。簡単なLPやバナーのコーディングは一通り自分でできるレベルです。JavaScriptやWordPressについても、これから学んでいきたいと思っています。

正直に、でも前向きに。


「何もやっていない」ではなく「まだ浅いけど勉強しています」と言えるかどうかで印象が変わります。

コーディングって、ちょっとしかやったことないけど言っていいのかな…

KEI

もちろん言っていいよ。大事なのは“どこまでできて、これからどうするか”を伝えることだよ。

WEBデザイナーはコーディングできないとダメ?現場のリアルを解説!

「Webデザイナーの将来性はどう思いますか?」

ちょっと意地悪に感じるかもしれないこの質問。


でも実は、「この業界をちゃんと見ているか」「どう成長していこうとしているか」を知るためのものなんです。

この質問で大切なのは、ただ未来を語るのではなく、自分の考えや方向性を絡めること
「将来性あると思います」とだけ言っても浅く聞こえてしまいます。

こんな構成で答えると、しっかりしている印象になります。

答え方のヒント
  1. 業界としての特徴(トレンドや技術の変化)
  2. その中で感じる将来性
  3. 自分がどう関わっていきたいか

たとえばこんな回答ができます。

Webデザインの技術やツールは年々進化していますし、企業のDX化も進んでいるので、需要は今後も続くと感じています。ただ、競争も激しくなると思うので、トレンドやユーザー視点を意識して学び続けることが重要だと感じています。自分も、技術だけでなく考え方もアップデートし続けられるようにしていきたいです。

“なんとなくありそう”ではなく、“なぜそう思うのか”を言葉にすることで、説得力が出ますよ。

こんな質問、どう答えればいいかわかんなくなるよね…

KEI

大丈夫。正解じゃなくて、自分なりに考えてるってことを伝えればそれでOKだよ。

まとめ|未経験でも面接で“伝え方”を工夫すれば大丈夫

今回は、Webデザイナーの面接で未経験者がよく聞かれる質問と、その答え方のポイントをお伝えしました。

いきなり完璧な答えを用意する必要はありません。


大切なのは、「ちゃんと考えていることが伝わるかどうか」。


そこさえ押さえれば、経験がなくてもしっかり評価してもらえます。

以下に、この記事で紹介したポイントを簡単にまとめておきます。

要点まとめ
  • 志望動機やキャリアプランは、ありのままの思い+前向きな姿勢が大切
  • ポートフォリオは“なぜそう作ったか”を語れるようにしておく
  • NG回答は「受け身」「他責」「準備不足」に注意
  • コーディングスキルや将来性の質問は、自分なりの言葉でOK

面接は緊張しますが、準備した分だけ自信につながります。
この記事が少しでも、その一歩の支えになればうれしいです。

ちょっとだけ面接に挑む勇気が出てきたかも…!

KEI

それはよかった!自分の言葉で、ちゃんと気持ちを伝えていこうね。

WEBデザイナー転職の第一歩!未経験者向け志望動機の書き方ガイド【書類選考で落ちない】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
アバター画像
KEI
福岡在住の31歳、会社員WEBデザイナーKEIです。 このブログでは、未経験からWEBデザイナーに転職したリアルな体験と、そこで得た気づきやコツを発信しています。 「WEBデザイナーになりたいけど、未経験だし不安…」 「どこから手をつければいいのか分からない」 そんなあなたに、少しでもヒントや勇気を届けられるように書いています。