こんにちは!WEBデザイナーのkeiです。
福岡在住の31歳、前職は営業でしたが、独学でWEBデザインを学び、未経験から転職しました。今では会社員としてWEBデザインの仕事をしながら、シンプルな暮らしやお気に入りのガジェットについてブログで発信しています。
「未経験からWEBデザイナーを目指したいけど、ネットで調べたら危険ってでたんだけど大丈夫なのかな??」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。確かに、WEBデザイナーの世界には未経験者が陥りやすい落とし穴がいくつかあります。しかし、正しい知識を持って準備をすれば、危険を回避しながら着実にスキルを積むことができます。本記事では、未経験者が直面しやすい危険なポイントと、その回避策について詳しく解説します。
- 未経験からWEBデザイナーを目指したいと考えているけど自分にできるか不安
- 未経験でもWEBデザイナーになるためのポイントを知りたい

1. WEBデザイナー未経験は本当に危険?その理由とは
1-1. 未経験者がWEBデザイナーになって失敗する理由5選
未経験からWEBデザイナーを目指す人が失敗する主な理由は以下の5つです。
- スキル不足のまま転職・独立を目指してしまう
→ 最低限のデザインツールやコーディングスキルがないと実務で通用しない。 - ポートフォリオの作り方が分からない
→ 企業やクライアントが評価できる実績がないと採用されにくい。 - ブラック企業に就職してしまう
→ 未経験者を狙うブラック企業が多く、劣悪な労働環境に陥るケースがある。 - 学習計画を立てずに途中で挫折する
→ モチベーションが続かず、勉強が中途半端になってしまう。 - 最新トレンドを学ばずに古い知識で仕事を探す
→ WEBデザインは流行が変わりやすく、古いデザインでは評価されにくい。
これらのポイントを押さえておけば、未経験者でもスムーズにWEBデザイナーへの道を進むことができます。
1-2. WEBデザイナーの仕事の現実!理想と現実のギャップとは?
「WEBデザイナーってなんかオシャレでかっこいい仕事」「好きなデザインを自由に作れる」と思っている人も多いですが、実際の現場ではクライアントの要望に応じたデザインを作る必要があります。そのため、自分のセンスだけではなく、ターゲットユーザーのニーズを分析し、伝わりやすいデザインを作るスキルが求められます。また、センス以上にデザインの基礎知識や論理的に考える能力が必要な仕事です。
また、「在宅で自由に働ける」と思っている人もいますが、実際には納期が厳しく、クライアントとのやりとりも多いため、スケジュール管理能力も必須です。わたしも入社後に現実を知り、最初はかなり苦労しました。
なので早い段階で理想と現実のギャップを理解し、しっかり準備をすれば、未経験からでも成功することは十分可能です。
2. 未経験でもWEBデザイナーとして成功するために必要なスキル
未経験からWEBデザイナーとして成功するためには、デザインセンスだけではなく、実践的なスキルが求められます。「Photoshopを触ったことがある」程度では、実務では通用しません。デザインツールの習得はもちろん、コーディングの基礎、UI/UXの理解、ポートフォリオ作成能力など、さまざまなスキルが必要になります。本章では、未経験者が最優先で身につけるべきスキルについて詳しく解説していきます。
2-1. デザインツール(Photoshop・Figmaなど)の基本スキル
WEBデザイナーとして仕事をするには、デザインツールの操作は必須スキルです。以下のツールは、業界でよく使われるものなので、最低限の操作はマスターしておきましょう。
主要なデザインツール
- Adobe Photoshop – 画像編集、バナー制作、写真加工などに必須
- Adobe Illustrator – ロゴ制作やアイコン作成で活躍
- Figma / Adobe XD – WEBサイトやアプリのデザインカンプ作成に使用
- Canva(初心者向け) – SNS用のデザイン作成に便利
特に、Photoshopは実務で使われることが多いので、これらの基本操作をマスターしましょう。
Canvaは、デザインの勉強を始めたいけど、いきなり有料のソフトをダウンロードするのは気が引ける・・・といったバリバリ初心者の人におすすめです。
2-2. コーディング(HTML・CSS・JavaScript)の基礎知識
WEBデザイナーはデザインだけでなく、HTMLやCSSなどのコーディングスキルも求められることが多いです。特に小規模な案件やフリーランスでは「デザインもコーディングもできる人材」が重宝されます。
コーディングを学ぶ際は、まずHTMLとCSSの基本をしっかり学びましょう。HTMLはWEBページの構造を作る言語、CSSはデザインを整えるための言語です。最近では、アニメーションや動きをつけるためにJavaScriptの基礎も求められることが増えています。
「コーディングは苦手…」と思うかもしれませんが、基本だけでも理解しておくことで、エンジニアとの連携がスムーズになり、デザイナーとしての市場価値も上がります。
私は入社した会社でPHPをガンガン扱っていて最初の理解にとても苦労しました。なので個人的にはPHP、特にwordpressもおすすめですよ!
2-3. UI/UXの考え方を身につける重要性
WEBデザインは「見た目がオシャレ」なだけでは不十分です。ユーザーが使いやすく、目的を達成しやすいデザインを考えることが重要になります。これが、UI/UXデザインの考え方です。
- UI(ユーザーインターフェース):ボタンやレイアウトなど、ユーザーが目にするデザイン要素
- UX(ユーザーエクスペリエンス):サイトやアプリを使うときの「体験の質」
例えば、ボタンが小さすぎて押しづらい、情報が多すぎて何をすればいいか分からない…そんなデザインでは、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。未経験者でも、「シンプルで分かりやすいデザイン」を意識することから始めましょう。
UI、UXを考えるときのコツは「利用者の気持ちをよく考えること」です。
常に自分の考えが正しいのか、第三者の目線に立てているのかと自問自答し続けるのが上達のポイントです。
3. 未経験者が陥りやすい危険な罠とその回避策
未経験からWEBデザイナーを目指す人が陥りがちな「危険な罠」がいくつかあります。特に、ブラック企業に入ってしまったり、スキル不足のまま転職・独立しようとして挫折するケースが多いです。しかし、これらの罠は事前に知っておくことで回避できます。本章では、未経験者が気をつけるべきポイントと、その具体的な回避策を解説していきます。

3-1. ブラック企業を見極めるポイントとは?
WEBデザイナー業界には、「未経験歓迎」と求人を出しておきながら、低賃金で過酷な労働を強いるブラック企業が存在します。こうした企業に入らないためには、以下のポイントをチェックしましょう。
ブラック企業を見極めるポイント
- 給与が極端に低い(例:月給18万円以下)
→ 業界の相場より明らかに低い給料は要注意。 - 「未経験OK!研修なし!」と書かれている
→ 研修なしで即戦力を求める会社はブラックの可能性大。 - 長時間労働・残業が当たり前になっている
→ 面接時に「残業はどれくらいありますか?」と確認すると良い。 - ポートフォリオを見ないで採用される
→ 本当にスキルを評価する会社なら、応募者の作品をチェックするはず。 - 口コミサイト(転職会議、OpenWorkなど)で評判が悪い
→ 事前にリサーチして、内部の実態を確認しよう。
ブラック企業を避けるためには、事前に企業の評判を調べることが大切です。また、面接時の雰囲気や待遇も慎重にチェックしましょう。
ある知り合いの話では、WEBデザイナーで採用されたのにも関わらず、未経験だからという理由で、全然違う仕事をさせられ続けた・・・といったこともあります。
未経験で雇ってくれることはありがたいのですが、いい求人と悪い求人の判別はしっかり行いましょう!
3-2. 実務経験なしでも仕事を獲得する方法【ポートフォリオ活用】
未経験者にとって最大のハードルが「実務経験なしでは仕事がもらえない」という問題です。しかし、工夫次第でポートフォリオを作成し、仕事を獲得することが可能です。
例えば、以下の方法でポートフォリオを作成できます。
- 架空のWEBサイトをデザインする
- 知人のブログや小規模サイトを手伝う
- クラウドソーシング(ランサーズ・ココナラ)で低単価の案件を受ける
- SNSで自作デザインを発信し、実績を作る
企業の採用担当者は、「何ができるのか」をポートフォリオで判断します。実務経験がなくても、クオリティの高い作品を作れば評価されるので、しっかり準備しておきましょう。
3-3. 挫折しやすいポイントと乗り越え方
WEBデザインの学習を始めた人の多くが、途中で挫折してしまいます。その原因は、以下のようなポイントにあります。
- 最初の学習でつまずく(Photoshop、HTMLが難しい)
- 独学でモチベーションが続かない
- 仕事に繋がらず、やる気を失う
こうした挫折を防ぐためには、学習計画をしっかり立て、モチベーションを維持する工夫が必要です。例えば、「小さな成功体験を積み重ねる」「SNSで勉強仲間を作る」「実際に案件をこなしてみる」などの方法が有効です。
私はコーディングについては理解は早かったのですが、Photoshopの挙動が独特すぎて独学で挫折した過去があります・・・・
「思っていたより大変だ…」と感じるかもしれませんが、正しい学習法と努力を続ければ、未経験からでもWEBデザイナーになることは可能です。
独学で学習するのが難しい人はスクールに通う手もあるのですが、私は職業訓練校に通いました!職業訓練校は経済的に厳しい方でも安心して受講できるというメリットがあります。以下の記事で詳しく紹介もしています。
4. WEBデザイナー未経験でも成功するための4つのポイント
未経験からWEBデザイナーとして成功するためには、ただデザインを学ぶだけでは不十分です。「どのように学ぶか」「どのように仕事を得るか」が重要になります。ここでは、未経験者でも確実に成長し、仕事につなげるための5つのポイントを紹介します。これを意識すれば、効率的にスキルを身につけ、WEBデザイナーとしてのキャリアを築いていけるでしょう。
4-1. 小さな案件から経験を積むことが大事
「いきなり大手企業のデザインを手がけたい!」と思うかもしれませんが、最初は小さな案件から始めるのが成功のコツです。最初から大規模なプロジェクトに挑戦すると、スキル不足で失敗するリスクが高くなります。普通に基礎能力が追いついてなくて結構しんどいです。
未経験者が取り組みやすい案件例
- クラウドソーシング(ココナラ・ランサーズ)でロゴやバナーを作成
- 知人のブログや小規模サイトのデザインを手伝う
- 架空の企業サイトを作成し、ポートフォリオに掲載
小さな仕事でも実績を積み重ねることで、自信がつき、次のステップへ進みやすくなります。

4-2. 学習計画を立てて継続する習慣をつける
未経験からWEBデザイナーになるためには、継続的な学習が不可欠です。しかし、「どこから手をつければいいの?」と迷う人も多いでしょう。そこで、具体的な学習計画を立てることが重要です。
おすすめの学習ステップ
- 基礎知識を学ぶ(2ヶ月)
- Photoshop、Figmaなどのデザインツールを使えるようにする
- デザインの基礎理論を学ぶ
- HTML/CSSの基本を理解する
- 実践的な課題に取り組む(2〜3ヶ月)
- 架空のWEBサイトやバナーを作成する
- クラウドソーシングで小さな案件を受けてみる
- ポートフォリオを作成する(1ヶ月)
- 作品をまとめ、就職・転職活動に活用
このように計画的に学習を進めれば、途中で挫折することなく、着実にスキルを習得できます。
これはかなりスムーズに学習が進んだ例ですが、あきらめなければ道は開けます!
4-3. SNSやブログで発信して実績を作る
未経験者が仕事を得るためには、自分のスキルをアピールすることが重要です。そのために有効なのが、SNSやブログでデザインを発信することです。
SNS活用のメリット
- Twitterでデザインの過程や作品を投稿 → 企業やクライアントの目に留まりやすい
- ブログで学習記録を発信 → SEO対策にもなり、ポートフォリオとして活用可能
- Instagramでバナーやロゴを投稿 → 視覚的にアピールしやすい
特にTwitterやInstagramは、デザイナー同士の交流の場にもなるため、情報収集や仕事のチャンスを増やすのに役立ちます。
4-4. WEBデザイン業界の最新トレンドを常に学ぶ
WEBデザイン業界は、トレンドの移り変わりが早い分野です。数年前のデザインが今では古臭く見えることもあります。そのため、最新のデザイン動向を常にチェックする習慣をつけましょう。
トレンドを学ぶ方法
- DribbbleやBehanceで最新のデザインをチェック
- YouTubeでデザインのチュートリアルを視聴
- Google Web.devなどでUI/UXの新しい考え方を学ぶ
また、最近では「ミニマルデザイン」「ダークモード」「マイクロインタラクション」などが人気のトレンドです。これらを意識しながら作品を作ることで、時代に合ったデザインスキルを磨くことができます。
5. まとめ:未経験でもWEBデザイナーとして成功するには?
今回の記事では、未経験からWEBデザイナーを目指す際の「危険」と「成功するためのポイント」について解説しました。大切なのは、事前にリスクを知り、適切な学習と行動をすることです。以下に要点をまとめます。
✅ 未経験者が陥りやすい危険ポイント
- スキル不足のまま転職・独立してしまう
- ブラック企業に入ってしまうリスクがある
- 学習を途中で挫折しやすい
✅ 成功するための4つのポイント
- 小さな案件から経験を積み、スキルを伸ばす
- 学習計画を立て、継続する習慣をつける
- SNSやブログで発信し、実績を作る
- 最新のデザイントレンドを学び続ける
未経験からWEBデザイナーになるのは決して「危険」なことではありません。正しい学習と準備をすれば、スムーズにキャリアを築くことが可能です。まずは一歩踏み出して、小さな成功体験を積み重ねていきましょう!