【未経験から転職】職業訓練を活用してWebデザイナーを目指す上でのポイント

こんにちは!福岡在住のWebデザイナーのkeiです。現在、Webデザイナー歴は2年目になりますが、実は以前は金融機関の営業職をしていました。

営業職で毎日疲弊する日々から脱出したくWebデザインという仕事に興味を持ち、思い切って会社を辞めて職業訓練校に通ったことで、なんと30歳でも実務未経験からWebデザイナーへの転職に成功しました!

未経験からWebデザイナーを目指すのは決して簡単なことではありません。特に、独学では限界を感じることも多く、私も一時期は本当にWebデザイナーになれるのかな?」と不安に思っていました。そんな中、職業訓練を受けたことで、スキルを体系的に学び、実際に転職につなげることができました。

この記事では、私の経験をもとに、職業訓練を活用してWebデザイナーを目指す際のポイントをお伝えしていきます!

この記事はこんな方におすすめ!
  • 実務未経験でWEB系の職場に転職したい
  • WEBデザインを学びたいがお金はかけられない
  • 職業訓練のWEBデザイナー講座に興味がある

1. 職業訓練とは?その概要とメリット

職業訓練とは?

Webデザイナーを目指したいけれど、「未経験でどうやって学べばいいのかわからない」「スクールは高額で通えない」と悩んでいませんか? そんな方におすすめなのが、職業訓練です。

職業訓練は、求職者を対象に国や自治体が提供する無料または低価格の学習プログラムで、Webデザインを含むさまざまなスキルを学ぶことができます。例えば、ハローワーク経由で申し込める求職者支援訓練では、デザインの基礎からHTML・CSSのコーディングまで、実践的なスキルを学べるカリキュラムが用意されています。

私自身も、職業訓練に通う前は独学で勉強していましたが、学習の順番がわからず、思うようにスキルを身につけることができませんでした・・・
しかし、職業訓練では基本から応用までしっかりと学べるため、確実にスキルを伸ばせます。

職業訓練のメリットは?

メリットとしては3つ。

受講費が無料または低価格であること

実践的なカリキュラムが組まれていること

一定の条件を満たせば給付金を受け取れる可能性があること

職業訓練を受講することは金銭的な負担を減らし、短期間で基礎を固められます。
民間のスクールに通うとかなりの大きい出費になりますからね・・・
わたしは仕事を辞めて金銭的に不安が大きかったので、職業訓練を受講する選択をして大正解でした。

未経験からWebデザイナーを目指す際の課題

職業訓練を活用すれば、未経験からでもWebデザインを学べますが、簡単に転職できるわけではありません。特に、次のような課題に直面する人が多いです。

  1. 学習スピードについていけるか不安
    職業訓練は短期間(3~6ヶ月)で実践的なスキルを身につけることを目的としているため、授業の進行が早いことが多いです。そのため、復習や自主学習を怠ると、理解が追いつかなくなることもあります。特にコーディングについては事前知識がないと躓いてしまう人が多いのではないかと思います。
  2. ポートフォリオが充実しない
    Webデザイナーとして就職やフリーランスを目指す場合、ポートフォリオ(作品集)が重要です。しかし、職業訓練で作成できる作品だけでは競争力が足りないことも。私も職業訓練の課題で制作したものはあったものの、圧倒的に数も足りなかったです。自主制作に挑戦し、より実践的な作品を増やす努力が必要です。
  3. 未経験での就職活動が厳しい
    Webデザイナーとして働くには、スキルだけでなく実務経験も求められます。しかし、未経験者向けの求人は少なく、競争率が高いのが現状です。そのため、職業訓練中からクラウドソーシングなど活用し、実績を作るのが一番ですが、実際問題案件獲得はハードルが高いですし、職業訓練レベルかつ未経験で案件取れるレベルならぶっちゃけフリーランスいけるんじゃないかと思います。なので日頃から求人に目を通し、アルバイトや派遣からでもいいのでとりあえず就職を決める。のがいいのではないかと思います。

職業訓練は、未経験者にとってWebデザイナーへの第一歩として非常に有益ですが、それをどう活用するかが成功のカギを握ります。次の章では、職業訓練で具体的にどんなスキルを学べるのかを詳しく見ていきましょう。

2.職業訓練で学べるWebデザインスキル

デザイン基礎とAdobeツールの活用

Webデザインを学ぶ上で欠かせないのが「デザインの基礎知識」と「デザインツールの使い方」です。職業訓練では、配色、レイアウト、タイポグラフィなど、視覚的に魅力的なデザインを作るための基本を学びます。

私が通っていた職業訓練では、Webデザイン業界で標準的に使われるAdobe PhotoshopやIllustratorの基本操作も学べました。例えば、Photoshopではバナーや画像加工、Illustratorではロゴやアイコン作成を行うことが多く、これらのスキルはWebデザイナーにとって必須です。

しかし、受講期間が短かったということもあって、デザインの基礎理論などの授業はほぼなく、
入社した後がとてもしんどかったです・・・
(なのでカリキュラムはしっかり確認してデザイン、コーディングを両方学べるカリキュラムを選ぼうね!!)

illustratorなどのデザインツールは独特の挙動があって慣れるまで苦労はしますが、訓練校では先生に直接質問できるので、独学のときよりも格段に理解が深まりました!実際に、職業訓練のカリキュラムでは「架空の企業のホームページをデザインする」といった課題が出されることがあり、Adobeツールを使って実践的なデザインを作る練習をしました。

HTML・CSSの基礎とレスポンシブ対応

Webデザインのスキルを学ぶ上で、デザインツールの使い方だけでなく、Webサイトを実際に形にするためのコーディングも重要です。職業訓練では、HTML(サイトの骨組みを作る言語)とCSS(デザインを整える言語)を学び、基本的なWebページの作成方法を習得します。
私はコーディングについては独学でやっていたので授業はスムーズについていけましたがここは同期のみんなもかなりつまづいていたのでコーディングは自己学習しておくことを強くおすすめします。

訓練校では次のようなことが学べます。

  • HTMLを使って見出しや画像、リンクを配置する
  • CSSを使って文字の色やフォント、背景のデザインを変更する
  • スマートフォンやタブレットにも対応できるレスポンシブデザインの作り方を学ぶ

レスポンシブデザインとは、パソコン・スマホ・タブレットのどの画面でも適切に表示されるようにする技術です。たとえば、PCでは横並びに表示されるナビゲーションメニューが、スマホでは縦並びになり、ボタンを押すとメニューが開くように調整することができます。

私はコードの書き方は知っていましたが、実際にWEBページを作るまでは未経験でしたのた。訓練校ではWebページを制作しながら学ぶことができるのでどのようなコードを書けばスマホでも綺麗に表示できるのかが理解できました。特に、卒業制作の一環で美容室のホームページを作る課題では、画像の配置やテキストの読みやすさにこだわってデザインを考えるのが楽しかったです!

実践的な制作課題とポートフォリオ作成

学んだスキルを活かすためには、自分の作品をポートフォリオとしてまとめることが重要です。職業訓練では、受講期間中に複数の制作課題に取り組み、それらを作品としてポートフォリオにまとめる機会があります。

たとえば、以下のような課題が与えられることがあります。

  • 架空の企業サイトのデザイン・コーディング
  • バナー・チラシの制作
  • LPのデザイン作成

私も最初は「どんなポートフォリオを作ればいいの?」と悩みましたが、訓練校の先生にアドバイスをもらいながら、実際の就職活動で使えるレベルに仕上げました!また、ポートフォリオは就職活動やフリーランス案件獲得の際に重要な役割を果たします。職業訓練中に作った作品をポートフォリオサイトにまとめ、「どのようなデザインができるのか」「どんな技術を使えるのか」をアピールすることで、未経験からでも仕事につなげやすくなります。

このように、職業訓練では単にスキルを学ぶだけでなく、実際の仕事で役立つ作品を作り、将来のキャリアに活かせるような準備をすることができます。次の章では、学んだスキルを最大限活用する方法について詳しく見ていきましょう!

3.職業訓練を最大限活用する方法

クラスメートとのネットワーキング

職業訓練に通う最大のメリットの1つは、「同じ目標を持つ仲間と出会えること」です!授業の内容を理解するだけでなく、クラスメートと積極的に交流することで、お互いに成長しやすくなります。

例えば、こんなメリットがあります。

  • わからないことをすぐに質問できる
  • お互いの作品をフィードバックし合える
  • 学習のモチベーションを維持できる
  • 卒業後も仕事の情報交換ができる

私の場合、クラスメートとお互いのデザインを見せ合い、意見を言い合うことで、自分のデザインのクセや改善点を知ることができました。また、卒業後もLINEグループを作って情報交換をしています。私の場合、前職がグラフィックデザイナーでデザインの基礎ができている友人ができて、デザインのことを質問できたのでとても勉強になりました。多くの学びを得ることができました。

自主制作や副業での実践経験の積み方

訓練で学んだことをそのままにしてしまうと、せっかくのスキルが身につきません。スキルをしっかり定着させるためには、自主制作に挑戦することがとても重要です!

【自主制作のアイデア】

  • 架空の企業サイトを作る
  • 趣味のブログをデザインしてみる
  • 友人や家族のお店のWebサイトを作る

私も「とにかく実績を作らなきゃ!」と思い、架空のお店のサイトを無料で作ったり、自分のポートフォリオサイトを何度も作り直したりしました。最初はうまくいかないこともありましたが、試行錯誤するうちにデザインのコツやコーディングの効率的な方法が自然と身についていきました。

また可能であれば、クラウドソーシングで実際にお金をもらって仕事をするのもおすすめです!例えば、以下のような仕事なら初心者でも挑戦しやすいです。

【初心者でも挑戦しやすい案件例】

  • バナー制作(1,000円~5,000円)
  • LP(ランディングページ)デザイン(5,000円~30,000円)

特に「ココナラ」や「クラウドワークス」「ランサーズ」などのプラットフォームでは、未経験者でも受けられる案件があるので、スキルを活かして少しずつ経験を積んでいくのがおすすめです。

こうした実践経験を積むことで、就職活動時に「実際にクライアントとやり取りしながら仕事をしました!」とアピールできるのとほぼ就職できちゃうんじゃないかと思ってます。


4.職業訓練後のキャリア戦略

未経験からの就職活動の進め方

職業訓練を受けたからといって、必ずしもすぐにWebデザイナーとして採用されるわけではありません。特に、実務経験を求められることが多いため、しっかりとした準備が必要です。

まず、最優先すべきことはポートフォリオの充実です!

  • ポートフォリオサイトの作成
  • 訓練校時に制作した作品を掲載
  • デザインのコンセプトや工夫したポイントを記載

私もポートフォリオを作るときは「企業の担当者が見たときに何を知りたいか?」を意識して作成しました。「どんなデザインが得意なのか」「どのスキルを持っているのか」を分かりやすく伝えることが大事です。

また、就職活動では転職サイトやエージェントを活用するのもおすすめです。特に、Webデザイナー向けの転職エージェントを利用すると、履歴書や面接対策のサポートも受けられるので、未経験でもスムーズに転職活動を進められます!


まとめ

職業訓練を活用してWebデザイナーを目指す道のりは決して簡単ではありません。でも、しっかりと学び、実践経験を積み、努力を続けることで、未経験からでもWebデザイナーとして活躍することができます!

私自身、金融機関の営業職からWebデザイナーへと転職した経験を持っていますが、振り返ってみると、職業訓練を受けたことで学習の方向性が明確になり、実際の仕事に直結するスキルを身につけることができました。

職業訓練で学べることは基礎だけですが、それをどう活かすかは自分次第!

  • 自主制作や副業を活用してスキルを実践で試す
  • クラスメートと情報交換しながらモチベーションを維持する
  • ポートフォリオをしっかり作り、就職活動に活かす

これらを意識すれば、未経験からでも十分にWebデザイナーとしてのキャリアを築いていくことができます。

私もまだまだ成長途中ですが、これからWebデザインを学ぶ皆さんと一緒にスキルアップしていきたいと思っています!あなたもぜひ、職業訓練を活用してWebデザイナーへの第一歩を踏み出してみてくださいね!

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KEI
福岡在住の31歳、会社員WEBデザイナーKEIです。 このブログでは、未経験からWEBデザイナーに転職したリアルな体験と、そこで得た気づきやコツを発信しています。 「WEBデザイナーになりたいけど、未経験だし不安…」 「どこから手をつければいいのか分からない」 そんなあなたに、少しでもヒントや勇気を届けられるように書いています。